ダース・シディアス
(シス)


 シスの暗黒卿。その正体は惑星ナブー出身の銀河共和国元老院議員にして、後の元老院最高議長、銀河帝国皇帝となるパルパティーンである。銀河各地で蜂起した反乱同盟軍に銀河元老院の影を見た皇帝は元老院を解散、各星系に帝国軍の総督を置き、軍事的威圧による直接支配に乗り出した。その象徴として惑星さえ破壊可能な超巨大兵器ステーション、デス・スターを建造したが、反乱同盟軍の起死回生的作戦によって破壊されてしまった。
 エンドアの戦いの最中、第二デス・スターにおいてルークとヴェイダー卿が対決。ヴェイダーを追い詰めたルークに、皇帝はかつてヴェイダーにティラナスを殺させて暗黒面に引き込んだ時のごとく、父であるヴェイダーを殺すように促すが、ルークは強い意志でそれを拒否した。ここに至って、皇帝はルークをシスの新しい弟子にするのはもはや不可能と判断、フォースの電撃によって殺そうとした。しかし、ここで父であるヴェイダーが息子の叫びに目覚めジェダイの騎士アナキン・スカイウォーカーとして復活、皇帝は彼の捨て身の行動でエネルギー炉に落とされた。これにより史上初めて銀河を恐怖支配することに成功したシスによる帝国は、遂に終焉を迎えたのである。